KSBが2010年から取り組んでいるプロジェクト、『LOVE!@瀬戸内海』の一環として、
エリアの皆さんと話し合う対話イベントを開催しました。
ワ-ルドカフェというのは、コーヒーを飲みながら、自由な雰囲気で話し合う、いわば「雑談力」を引き出す会議方式です。
ワールドカフェのテーマは「地域文化の編集による地域活性化」。
この場合の地域文化とは、地域固有の文化的財産。自然、歴史からうどんまで、普遍的価値があるものすべてを指します。私たちにとって何が地域文化なのか、それを発信するためにはどんな方法があるか、そんなテーマについて、71人の参加者で話し合いました。
ワールドカフェの前には、二人の講師から地域文化の編集についての講演を頂きました。
金丸弘美氏 (食環境ジャーナリスト)講演
田尾和俊氏 (四国学院大学教授)講演
まずは、食環境ジャーナリスト、金丸弘美さんから。講演テーマは「地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす」でした。
金丸さんは、食での街おこしや街づくりのマネージメントについて、世界の実例を取材し日本各地で実践されています。農水省、地方自治体、大学、執筆と活躍の場も多岐に渡り、各地でアドバイザーやワークショップの開催に貢献されています。
続いては、四国学院大学教授、田尾和俊さん。皆さんご存知、うどんでの街おこしで実績のある、編集のプロです。講演テーマは「企画と編集の基本的な切り口」。一番大切なことは「目的の明確化」。そこから始まる徹底した情報収集から編集までのノウハウを具体的にお話いただきました。
講演後のワールドカフェは、6人ずつ13テーブルに分かれ、地域文化の編集をテーマに、席を替わりながら対話しました。
ワールドカフェ
出た意見はどんどんメモを
アイデアと気づきの木
普遍性のある地域文化について話し合い、その伝え方についてアイデアを出し合い・・・。
初めて会った人どうしが、自分たちの住む地域について自由に話し合う。
ワールドカフェには、リラックスした中で、簡単に打ち解け合い、対話をして情報共有していく心地よさがあります。参加者からは、地域文化を伝承したり、エリア外に拡げるためのアイデアや気づきを頂きました。
『LOVE!@瀬戸内海』は今年、地域の良さをエリア内だけでなく、エリア外に対しても情報発信していきます。