らぶせとメッセージ

プロジェクト・インフィニ プロジェクトリーダー 井上 貴清 さん

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 私たち、プロジェクトインフィニでは「自分の「好き」を誰かのために」をキーワードに、趣味と社会貢献を結びつける活動を行っています。例えば放送で紹介いただいたフォタリングでは、自転車にのることによって普段と違った視点で「まち」を見ることができ、地元の人が当たり前過ぎて気付いていない地域の特色に気づくことがあります。それを写真という形で地元の人に還元することによって地域の誇りにつながっていくかもしれません。
私たちの活動は直接的に社会貢献に繋がることではないかもしれませんが、社会貢献とは、こういった意識の積み重ねから生まれるものだと考えています。
趣味を極めるという社会貢献―あなたも考えてみませんか?

NPO法人グリーンパートナーおかやま 理事 藤原 瑠美子 さん

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「世界の宝石―瀬戸内海を磨く」を合言葉に、グリーンパートナーおかやまは、瀬戸内海のゴミ問題について活動をしています。河川から瀬戸内海に流れ込むゴミの約8割が生活ゴミです。約2万トン以上のゴミが海底に沈んでいます。沿岸部の生態系はもとより、「観光」「漁業」「経済」など、これまで自然の恩恵によって育くまれてきた生活文化を脅かす存在となってきています。海の水を汚すことは私たちの生命を脅かすことにつながるのではないでしょうか?近年、「生命を守る」という生き物としての根源的な本能が鈍り、価値観が薄れてきたことに環境問題の根本的な課題があると捉えています。未来に自然の景観、恵みを残すため、本気で取り組む必要を感じています。平成25年度には、念願の中四国環境サミットを開催予定です。「里山」「里川」「里海」は繋がっているのです。

豊島(香川県)いちご農家 多田 初 さん

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豊島は、ご存知のように産業廃棄物の不法投棄で世界的に有名になった島です。
私は、子どものころ転地療養のために過ごしたこの島で農業をしたいという夢を持って東京からやってきました。豊島を愛する者がしなくてはいけないことは、まず豊島に経済基盤を作ることです。そして大人が生き生きと心豊かに幸せに楽しく生きているところを子どもたちに見せてやることだと思います。産廃後の打撃で島で就労できる仕事が激減、島の人口は30年で3分の1になりました。豊かな島、豊島がいつまでも自然いっぱいのステキな場所であり続けるよう、住民で組織立って、島づくりの活動に邁進していきます。

香川の水辺を考える会 代表 吉田 一代 さん

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瀬戸内海の象徴的な景観である白砂青松の海岸がなくなってきています。
熱く焼けた砂浜をつま先立って波打ち際まで走った子どもの頃の記憶。海の中を小魚とともに泳ぎカニやエビを追い、遊び疲れると松林の木陰で昼寝をした夏休み。そんな思い出を持つ人はどんどん減っていくのではないでしょうか。
観音寺市にある有明浜は子どもたちが自然の豊かさを体験できる場所です。
春~のどかに打ち寄せる波の音を聞き、潮の香りを覚える。夏~熱い砂の上で力強く生き抜く海浜植物に命の尊さを学び、美しい干潟でカニを追い、マテガイ採りに挑戦。秋~ふる里の自然がいつまでも残ることを願って校庭でハマナデシコの育苗に取り組む。冬~白波の立つ浜辺で漂着ごみを拾い、拾うことより捨てないことを約束する。そして3月、ハマナデシコの苗を有明浜に植え付ける。
一年間ふる里の浜辺で自然と触れあった子どもたちが、心豊かに育っていくこと願っています。

財団法人 水島地域環境再生財団(みずしま財団)研究員 塩飽 敏史 さん

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私たちみずしま財団は、水島コンビナートによってもたらされた大気汚染公害に対する裁判の和解を元に設立され、公害によって疲弊した地域の環境再生・まちづくりに取り組んでいます。水島での公害は、大気汚染ばかりでなく、工場排水による水質汚濁、埋め立てなど瀬戸内海の環境破壊ももたらしました。そこで、私たちは、瀬戸内海の環境再生を目指して、近年問題となっている海の底に沈んだごみ「海底ごみ」の実態を把握し、人々に伝える取り組みをしています。最近では、沿岸部の開発などにより、人々が海と切り離され、関心を失ってしまっていることが、環境再生の妨げになっているのではないでしょうか。人々が海と触れ合う機会を取り戻すこと、それが瀬戸内海の環境再生の第一歩だと思っています。

児島青年会議所 まちづくり委員会 委員長 三宅 健司 さん

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混迷する時代にあって未来に希望をもって前向きに歩んでいきたいという思いとともに、この絶えず変化する世の中で、我々自身も日々新たな挑戦をし、成長・発展していきたいという願いを込めて活動しております。
私たちは、時代に対応したまちづくりの為に、清掃活動や児島の歴史・名所・名産をアピールする事業を行い、地域の成長発展を目指して頑張っています。また、青少年育成に関しても、子ども達に命の尊さや人を大切にする心を学んでもらう研修の場を設け、互いを信頼し絆を深める機会づくりに努めたいと考えています。
私たちの事業は、地域の皆様のご協力があればこそ実現します。これからも、明るい豊かなまちづくりが行えるように、頑張っていきたいと思いますので、今一度、皆様方に更なるお力添えをお願いいたします。

淵崎村里づくり推進協議会 会長 葛西 孝通 さん

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小豆島・土庄町の淵崎地区には、世界一狭い海峡としてギネスブックに認定された土淵海峡があります。海峡のある淵崎港「おんばた」は淵崎地区の人々にとって古くから心のよりどころでした。近年は流通事情の変化で、海や船の文化が生活の中で薄れてきました。2年前に始めた「おんばたルミナリエ」は、港を囲むように灯籠を並べ、夜の海を照らす手作りのイベントです。淵崎村里づくり推進協議会のメンバーが集まってつくる灯籠は、小豆島の平和の象徴。ふるさとへの思いがいつも行動の基本にあります。資金を工夫して使い、自分たちで汗をかいて、自分たちの経験にしていく。すべては人の力です。思いをつなぎ、こんなにいいものがあるよ、ということを「おんばた」から発信し続けたいと思います。

新庄村森林セラピー協議会 会長 佐藤 君代 さん

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さわやかな風が身を包む林の中に足を一歩踏み入れるとそこは別天地。約標高700メートルのあたりの針葉樹と広葉樹の林の中を、いにしえのタタラ製鉄の歴史を話しながら奥に進んでいきます。小鳥の声が聞こえてきます。いろいろなことを話しかけてくれます。深山の中でひっそりと美しい花を咲かせている山野草。1218メートルの毛無山のブナ林から流れ出るせせらぎの音。多くの人がストレスを抱えた生活をしている現代社会の中で自然の中に身をゆだね、ゆったりと流れる時間を楽しんでいただきたいと森林セラピーの基地の案内人をしております。皆様には思いっきり深呼吸をして森の中の新鮮な空気を身体の中にとりこんでいただきます。林の中から見開きの場所に出てヤマビコを楽しんで森林セラピー基地の中の散策は終わりです。約2キロの道のりを歩き終えたときのお客様の顔はほころび、私たち案内人は嬉しくなります。大勢の方たちとこの楽しくなる道を歩いていきたいと願っております。

NPO法人タブララサ 代表 河上 直美 さん

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「もっと楽しい岡山に」「環境にも配慮した街がいい」「岡山って良い所いっぱいある」「良さを発信したい」。そんな想いを持った人が繋がって、その繋がりからまた新たな繋がりが生まれ、それは岡山だけではなく、瀬戸内海や中国地方から海外まで、いろんな所に飛び出しています。
こんな風にのびのびと動ける、大らかな空気を持った岡山が、私たちは大好き。都会的ではないけれど、山があり、海があり、川があり、畑がある。歴史は深く、イキイキと生きている人がたくさんいる。こんなに全てが揃っている幸せな土地って他には無いんじゃないかと思うのです。「岡山ってイイ!」と思う気持ちの集まりが、ステキな岡山を作ることになる。そんなきっかけづくりを、タブララサはしていきたいと思います。

海守さぬき会 会長 中條 愼也 さん

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私たち“海守”は、「きれいで、安全で、豊かな故郷の海を守ろう。」を信念に活動を続ける海の情報ネットワークボランティア団体です。瀬戸内海には回収可能分だけでも1万3千トン近くのゴミが海底に沈んでいると言われています。まずは、これら海ゴミの大半は私たちがふだんの生活の中で出しているゴミだという事実を、またその深刻な影響を知ってもらいたいと考えています。海岸清掃、海底ゴミの分析、また、海底ゴミの引き上げ等の事業を積極的に行いながら環境学習会等の事業を通じ排出抑制に向けた啓蒙・啓発につなげたいと思います。
これからも、地元漁師の方々を始め、香川県や海に関わる様々な方々と一緒に、ふるさとの海を守るための活動を続けていきたいと考えています。

NPO法人瀬戸内オリーブ基金 事務局 伴場 一昭 さん

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近年の夏は毎年毎年暑いと言って暮らしています。この原因が人為的な温室効果ガスの影響であるかどうかは別として、現に起きている事象です。私たち生活者がとらなくてはならないのは、温暖化原因の真偽の追究よりも、この気候と向き合って暮らす方法だと思います。
ふりかえって私たちが住んでいる街を見てみると、鉄とガラスとコンクリートでできた現代都市のそのままです。日本のようなモンスーン気候の国において鉄とガラスとコンクリートで街をおおってしまうこと自体もやりすぎではないかと思うし、これに加えて近年の気象です。都市計画者が緑を残したといっても、焼け石に水程度の面積でしかありません。
日本も路地に植物が生い茂り、建物は低層で、可能なら木造で、交通は路面電車でといった、この気候と正面から向き合う暮らしに転換していかないと、むやみに冷房にエネルギーを浪費するだけの、持続不可能な社会になってしまうのではないのでしょうか。人々の暮らしにも地域の風土に根差した多様性があって当然だと思います。1㎡あったら木を植えてみませんか。コンクリートをちょこっとはがして木を植えてみませんか。快適な空間をみんなで創り出していきましょう。

NPO法人かみは(香川の緑を育む会) 理事 川西 玉夫 さん

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巨樹や古木の樹勢回復事業は、県、市、町の行政とNPO法人そして木の関係者との協力関係を築けた貴重な例となりました。NPOかみは(香川のみどりを育む会)は、地元香川を中心に「緑」を守り育むため、活動しています。樹勢回復事業の他に、草花の育て方教室や小学生向けの授業など、より生活に密着した活動も行っています。一口に「みどり」といっても、正しい知識がなくては、守り育てることはできません。まずは、植物について知ってほしいと思います。 また、「みどり」を増やし、守るには、周辺で暮らす人々の熱意が必要です。山の中、街の中、生活の中、どういう「みどり」が「健康なみどり」なのか、皆さんにもっと樹木や草花について理解を深めてもらい、自分たちの健康な暮らしにつなげてほしいと思います。